ウィズ・ミューズシリーズ 第5回 池田肇 オーボエ・コンサート ~オーボエ属の仲間たち~
イベント概要
ウィズ・ミューズシリーズ
第5回 池田 肇 オーボエ・コンサート
~オーボエ属の仲間たち~
気軽に楽しめるコンサートシリーズ第5回は、釜石市出身で元東京交響楽団首席オーボエ奏者の池田肇さんによるコンサートです。
普段なかなか聴く事ができないオーボエダモーレ、イングリッシュホルンの演奏もあります!
池田肇さんにコンサートの聴きどころなどお聞きしました
---近年の「かまいしの第九」演奏会で何度か来釜頂いておりますが、ソロリサイタルでの来釜は何度目になりますでしょうか?
池田 釜石第九で何度かお伺いさせていただいていますが、ソロリサイタルという形ですと、東京交響楽団に入団してすぐのリサイタル。第九を指揮されている山﨑眞行さん達とのアンサンブルなどが数回、そして今回のリサイタルという所でしょうか!昨年秋まで所属していた東京交響楽団とはオーケストラと共に演奏会で数回お伺いしてます。
---復興が進むにつれて、まちの姿も変わってきているかと思いますが、特に変わったと感じられるところ、逆に変わらないと感じられるところがありましたら、お教えください。
池田 新しくTETTOも出来上がりましたし、復興にはまだまだ時間がかかるかと思いますが、釜石に伺う度に復興に対する力を感じます。変わらないのは、いつも感じる釜石人の暖かな佇まいです!
---釜石市民ホールTETTO ホールAで演奏されての印象をお聞かせください。
池田 TETTOホールAでの演奏の印象ですが!まだ第九でしか演奏していないのですが、多目的ホールにも関わらず、音の返しがしっかり感じられる、いい響きのホールだと思います。今回はホールBで、まだ写真でしか見ていないのですが、同様の雰囲気が感じられます。楽しみにしております。
---オーボエ属の楽器の魅力をお教えください。
池田 「オーボエ属の仲間たち」とサブタイトルがあるのですが、オーボエは無論のこと、オーボエ・ダモーレとイングリッシュホルンそれぞれ大きさが違うだけで異なった色合いを持っています。吹くほうとしては大変なのですが、この違いの魅力をお伝え出来ればと思います。
---冨永愛子さんのピアニストとしての魅力をお教えください。
池田 ピアニストの冨永さんですが、ソロ活動、アンサンブルなどでお忙しい方ですが、以前から東京都交響楽団の首席オーボエ奏者として活躍されている鷹栖美恵子さんの伴奏をされています。鷹栖さんがオーボエ・バスーンの専門店日本ダブルリードの店内でのソロコンサートをされた時に私も共演させて頂いたのですが、その時の冨永さんの伴奏が、ダイナミックで繊細さも持ち合わせており素晴らしくて、これまでに何回かお願いしています。共に更にいい音楽が作られればと思います。
---今回のプログラムの聴きどころをお教えください。
池田 サブタイトルの「オーボエ属の仲間たち」のとおり、普段はなかなか聞く事の出来ないオーボエ・ダモーレやイングリッシュホルンの音の魅力が少しでもお届け出来ればと思っております!
---公演を楽しみにしている方々へのメッセージをお願します。
池田 故郷の釜石の地で、新しいTETTOと共に、釜石に育てられた音、音楽を皆様にお伝え出来るよう、頑張りたいと思います。会場で皆様とお会いできるのを楽しみにしています!
---ありがとうございました!
プログラム
・W.A.モーツァルト:オーボエ四重奏 Fdur KV370
・J.S.バッハ:オーボエダモーレ協奏曲 Adur BWV1055
・パスクーリ:ベルリーニのオマージュ(イングリッシュホルン)
ほか
※プログラムは変更になる場合がございます。
出演
池田 肇 (いけだ はじめ) オーボエ
岩手県釜石市出身。1976年国立音楽大学卒業。卒業演奏会及び岩手県新人演奏会に出演。同年、山形交響楽団に入団。1977年東京佼成ウインド・オーケストラを経て、1981年東京交響楽団に入団する。同年、石橋メモリアルホールにて、東京アカデミー交響楽団とバッハのコンチェルトを共演。1982年第1回リサイタルを釜石市と東京にて開催。以後、首席奏者としてオーケストラ活動と共にリサイタルや室内楽の他、講習会の開催、各種審査員、吹奏楽団やオーケストラの指導など、多彩な活動を行っている。1994年より草津音楽祭に参加し、トーマス・インダミューレ氏らと共に、室内楽を数多く共演。これまでに、木管五重奏団「ぐるーぷ六歌仙」のメンバーとして、また東京交響楽団とはモーツァルトの協奏交響曲やアルビノーニの協奏曲のソリストとして共演している。オーボエを青山治一、丸山盛三の各氏に師事。また、ウィンフリート・リーバーマン(ハンブルク音大教授)、ギュンター・パッシン(ミュンヘン音大教授)、インゴ・ゴリツキ(ハノーバー音大教授)の各氏にも教えを受ける。元東京交響楽団首席オーボエ奏者。木管五重奏団「Hana-Emi」所属。「日本オーボエ協会」常任理事。「釜石応援ふるさと大使」
冨永 愛子 (とみなが あいこ) ピアノ
神奈川県出身。9歳でかながわ音楽コンクール最優秀賞を受賞し、ソリストとして神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演。東京音楽大学付属高校・大学(ピアノ演奏家コース特待奨学生)を卒業後、ドイツ国立エッセン・フォルクヴァンク芸術大学を首席で修了。菊地麗子、東誠三、ヘンリ・シーグフリードソン、室内楽をY.クリムキエヴィチ、E.シナイスキー各氏に師事。2008年東京音楽コンクールで優勝し、国内主要オーケストラと共演を重ねたほか、海外の音楽祭にも招かれてリサイタルを開催。『紀尾井ニュー・アーティスト・シリーズ』(2010年)、東京文化会館小ホール(2014年)で開催したソロリサイタルでは「その演奏は癒し系どころか物凄いマグマを秘めたものだった。無垢で率直な感性をとえぐるように鋭い感性が彼女の中に混在し、骨格や手にも恵まれている」「プリズムの光彩のように変化する音色、映像が浮かぶ表現力(音楽の友)」と各方面から絶賛された。
ソリストとしてこれまでに、飯守泰次郎、梅田俊明、川瀬賢太郎、汐澤安彦、広上淳一、宮本文昭、渡邊一正、和田一樹各氏、日フィル、都響、東響、東京シティフィルのほか、豊島区管弦楽団、上智大学管弦楽団、千代田フィル、葛飾フィル等との共演も重ねている。日本演奏連盟正会員。2017年日本アコースティックレコーズからソロ・デビューアルバム「リラの花」をリリース(レコード芸術準特選盤)。
ダウンロード |
ウィズ・ミューズ8・9月チラシ(pdf/2MB) |
開催日 |
2019年8月10日(土) |
開場時間 |
13:00 |
開演時間 |
13:30 |
終演時間 |
15:00 |
会場 |
釜石市民ホールTETTO ホールB |
料金 |
公演は終了いたしました 全席自由 一般 1,000円(友の会 800円)/高校生以下 500円(友の会 400円) 当日同じ/未就学児無料 ※小さなお子様をお連れの際は、周りのお客様にご配慮下さいますようお願いいたします。 【友の会以外の割引】 シルバー割引:65歳以上証明書提示で一般チケット1枚が20%off 友の会チケット・各種割引は釜石市民ホールのみ取扱い |
プレイガイド |
【釜石】釜石市民ホール 東山堂釜石事業センター イオンスーパーセンター釜石店 |
お問い合わせ |
釜石市民ホールTETTO 0193-22-2266 |
主催等 |
【主催】釜石市民ホール |