【出演者インタビュー:桑島法子】朗読夜20周年記念公演「シグナルとシグナレス」


投稿日:2021/09/14

10月10日(日) 朗読夜 20周年記念公演「シグナルとシグナレス」に出演する桑島法子さんにインタビューしました。

───岩手沿岸南部にはいらっしゃったことがありますか?
桑島 子供の頃は海水浴で、根浜海岸や広田湾へ。内陸育ちなので、Twitterで岩手のことを発信するうちに、三陸鉄道にぜひ乗ってみたいと思い、2017年のいわて旅から色々回っています。釜石、宮古、陸前高田、大船渡。そして大槌町では2年連続で三陸コネクトフェスティバル(三陸を盛り上げるアニメ、声優のイベント)に出演させて頂きました。

───ライフワークとされている朗読夜が20周年を迎えられました。朗読を始めたキッカケをお教えください。
桑島 きっかけは、父が親戚の集まりなどでよく宮沢賢治の「永訣の朝」と「原体剣舞連」を朗読していたのを子供の頃から聴かされて育ったこと。そして中学生の頃には賢治の童話、それこそ今回朗読する「シグナルとシグナレス」なんかを家で一人で声に出して読んでいました。声優として仕事をする様になって、“自分にしか出来ない表現の場”を持ちたいと思っていた時に、「朗読夜」をやってみないかというお話を頂いたのです。

───「朗読夜」の特徴やコンセプトをお教えください。
桑島 宮沢賢治を読みます。特に派手な演出などは無く、一人で、声だけで伝えることを軸に。それだけだとお客さんも大変だと思うので、音楽の力も借ります。作曲の出来るミュージシャンの方と朗読夜だけの“賢治の世界”を創り上げます。

───今回共演いただくギター武藤良明さんはどんな方ですか?また、共演されたキッカケがありましたらお教えください。
桑島 私の声優活動20周年ライブの時にギターを弾いて下さったのが武藤さんで、お話したら宮古市出身だとおっしゃる!しかも子供の頃から親の転勤で、久慈、遠野、花巻など転々として盛岡にもお住まいで…。その時にピンときたのです。ぜひ朗読夜の音楽をお願いしたい!と。それから武藤家とは家族ぐるみで奥様ともいわて旅をご一緒したり。とても気持ちの良いご夫婦で、すっかりお世話になってます(笑)。

───公演を楽しみにしている方々へのメッセージをお願いします。
桑島 念願叶って、初めての三陸公演となります。宮沢賢治の朗読ですが、難しく構えずに想像で、感覚で楽しんで頂けたら嬉しいです!釜石ゆかりの詩も読む予定です。ギタリスト・武藤さんのフィルターを通した賢治の“音”は、時に繊細で美しくて、私の声だけでは描けない世界に連れていってくれます。ご期待ください!

あ、あと、トーク(MC)ですね!小川しし踊りさんもいらっしゃるし、盛り沢山な内容すぎて、終演時間押すと思いまーす(笑)。


桑島法子さん

公演情報
<リンク>桑島法子 朗読夜 20周年記念公演「シグナルとシグナレス」

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