邦楽の調べ「みちのく紀行」~当代名手たちによる、伝統と未来への音~

イベント概要


TETTO open special
邦楽の調べ「みちのく紀行」~当代名手たちによる、伝統と未来への音~

国内を代表する演奏家、第一線で活躍する若手実力派演奏家による、邦楽(日本伝統音楽)の演奏会です。演目には各楽器の音色を楽しめる曲や歌舞伎の定番「勧進帳」、そして2015年に初演された「みちのく紀行」など、伝統と最新の邦楽を楽しめる内容です。なお、「みちのく紀行」は、オーディションに合格した地元長唄三味線奏者4名が加わり、演奏いたします。

出演

【主な出演者
米川 敏子(箏)、野村 峰山(尺八)、杵屋 巳津也(唄)、今藤 長龍郎(三味線)、堅田 新十郎(囃子)、瓦田 松周(箏、釜石市出身)ほか

【主な出演者プロフィール】

米川 敏子(よねかわ としこ)箏
東京都生まれ。三歳より、母初代米川敏子(文化功労者・人間国宝)に地歌・箏曲の手ほどきを受ける。平成元年より、国際交流基金の自主派遣により欧州十二ヵ国にて演奏ほか、海外公演多数。同五年度芸術選奨文部大臣新人賞、同七年度文化庁芸術祭優秀賞、同十年日本伝統文化振興財団賞、同十六年度エクソンモービル音楽賞、同十七年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。同十九年米川裕枝改め二代目米川敏子を襲名。同二十三年紫綬褒章、同二十七年日本芸術院賞受章。同三十年文化庁文化交流使。

 

野村 峰山(のむら ほうざん)尺八
昭和三十二年三重県生まれ。父の手ほどきで尺八を学び、のちに山本邦山(人間国宝)に師事。同五十年、高校在学中に第一回都山流尺八本曲コンクール全国大会にて金賞受賞。NHK邦楽技能者育成会卒業。平成六年度文化庁芸術祭賞、愛知県芸術文化選奨文化賞、文部大臣奨励賞、名古屋市民芸術祭審査員特別賞など受賞。現在、愛知県立芸術大学非常勤講師、都山流尺八副道場長・検定委員、現代邦楽作曲家連盟会員、「新しい風」メンバー。山本邦山尺八合奏団員、峰山会主宰。

 

 

杵屋 巳津也(きねや みつや)唄
昭和四十二年東京都生まれ。七世杵屋巳太郎、東音福田克也に師事。平成二年東京藝術大学邦楽科卒業。演奏会、舞踊会、歌舞伎公演等、様々な舞台に出演、海外公演も多数。同十六年中村勘九郎名跡最後の舞踊公演立唄を勤めたほか、中村勘九郎、中村七之助舞踊公演、新春浅草歌舞伎等の立唄を勤める。長唄白風会主宰。長唄協会演奏委員、長唄東音会同人。国立劇場養成課講師。

 

 

今藤 長龍郎(いまふじ ちょうたつろう)三味線
昭和四十四年東京都生まれ。同五十四年、今藤綾子(人間国宝)に入門。同六十年、今藤長龍郎の名を許される。平成三年、東京藝術大学邦楽科を卒業。同十六年アテネオリンピックシンクロナイズドスイミング「ジャパニーズドール」三味線パート演奏。同十七年、ビクター伝統文化振興財団賞奨励賞受賞。同二十八年、市川染五郎(現・松本幸四郎)ラスベガス歌舞伎公演「獅子王」作曲。代表作に「赤穂の風」「女を論ず」「弧」等がある。現在、国立劇場、歌舞伎座、紀尾井ホール公演、NHK等に出演。長唄五韻会同人、現邦連会員、創邦21同人。国立音楽大学非常勤講師。

 

堅田 新十郎(かただ しんじゅうろう)囃子
昭和四十二年東京都生まれ。平成二年明治大学卒業、父・三代目堅田喜三久(人間国宝)のもと、堅田宏として演奏活動を開始。同十年四代目堅田新十郎を襲名。現在、囃子方として歌舞伎舞台、NHK「いろはに邦楽」等のTV・ラジオ出演、CD発表のほか、海外でも演奏活動を行う。長唄協会会員、桐朋学園芸術短期大学講師、横浜朝日カルチャーセンター講師。

 

瓦田 松周(かわらだ しょうしゅう)箏
昭和五十六年岩手県釜石市生まれ。東京藝術大学音楽学部邦楽科箏曲山田流卒業。東京藝術大学大学院音楽研究科邦楽専攻修士課程修了。四代萩岡松韻氏に師事。萩岡會、新潮会、日本三曲協会に所属。

プログラム

18:15~
釜石 長唄三味線子ども教室によるお出迎え演奏
「釜石小唄」「さくら変奏曲」「娘道成寺より合方」「やはらかに」

18:30~ 開演
【前半】国内を代表する演奏家および第一線で活躍する若手演奏家による伝統の調べ
「一番太鼓」堅田新十郎
「初音曲」箏:瓦田松周
「鶴の巣籠」尺八:野村峰山、友常毘山
「秋の色種」唄:杵屋巳津也、今藤龍之右 三味線:今藤長龍郎、松永忠三郎 箏:米川敏子
「勧進帳 TETTO Ver.」唄:杵屋巳津也、杵家弥佑、今藤龍之右 三味線:今藤長龍郎、松永忠三郎、杵屋勝国悠 囃子:堅田新十郎社中

【後半】未来への調べ
米川敏子/ 野村峰山/ 今藤長龍郎作曲/ 堅田新十郎作調
「みちのく紀行 TETTO Ver.」
箏:米川敏子、大学敏悠、野口敏翠、吉田敏乃
十七弦:岡崎敏優、瓦田松周
尺八:野村峰山、友常毘山、長瀬建山、菊地河山、中島翔山、佐藤將山、中島粛麗
三味線:今藤長龍郎、松永忠三郎、杵屋勝国悠
<三味線オーディション合格者>杵家弥多穂、杵家弥多旭、大信田亜美、山﨑歩夏
囃子:堅田新十郎、堅田昌宏、住田福十郎/福原百貴
※曲目は変更となる場合がございます。

「みちのく紀行」について
第一線で演奏活動を行いながら、同時に作品の制作にも意欲的な実力派の邦楽演奏家が、2014 年に実際に東北を訪れ構想を練って創り上げた意欲作で、2015 年3 月に東京の紀尾井ホールで初演し、多くの感動を呼んだ大作です。(公財)新日鉄住金文化財団委嘱作品。本公演では、オーディンションに合格した地元長唄三味線奏者4名が加わり、演奏いたします。

【作品構成について(2015 年初演時プログラムより) 徳丸吉彦 聖徳大学音楽学部教授】
この作品は、秋・冬・春・夏の四つの部分で構成され、切れ目なく演奏されます。秋は箏曲の米川敏子さん、冬は尺八の野村峰山さん、春は長唄三味線の今藤長龍郎さんがそれぞれ担当し、最後の夏は三人が一緒に創作しました。こうした合作は邦楽では江戸時代でも明治以降でもよく行われてきた方法です。

民謡の囃子詞以外は声が使われませんが、作品の背後に、夏の「最上川舟歌」(山形)、冬の「外山節」(岩手)と「新相馬節」(福島)、春の「からめ節」(岩手)があります。民謡を箏曲や長唄の演奏家が歌うと、民謡を聴きなれた人々は違和感を覚えるものです。そのため、今回のように歌詞を歌わず、楽器が民謡の骨組みを歌うのはよい方法だと、私は思います。

三人の作曲者は創作への着想をみちのく全体から受け、着想を共有しながら創作についてよく意見交換をしました。そして作品の骨格ができたところで、堅田新十郎さんが囃子のパートを考えて、全体を多様な響きで色付けしました。

秋は箏曲、冬は尺八、春は長唄が基本で、そして三つが一緒になる夏でも、合奏の間にそれぞれの楽器が現れます。合奏部分では厚い音が響きます。基本的には線の組み合わせですが、和音を響かせる場合も、近代西洋の三和音を避け、伝統的に使われてきた二度、四度、五度の重なりが使われます。

ダウンロード

邦楽の調べ「みちのく紀行」~当代名手たちによる、伝統と未来への音~(PDF/3.7MB)

開催日

2018年7月20日(金)

開場時間

18:00、18:15より長唄三味線子ども教室によるお出迎え演奏があります

開演時間

18:30

終演時間

20:30予定

会場

釜石市民ホール ホールA

料金

<チケット販売>
好評発売中

全席指定 一般3,500円 高校生以下1,500円 当日各500円増
注)3歳未満のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。

<チケット割引>
友の会:一般2,800円、高校生以下1,200円
まとめ買い:チケット5 枚以上で10% off・10 枚以上で20% off
シルバー割引:65 歳以上証明書提示で一般チケット20% off
親子ペア割引:親子ペアで一般・高校生以下チケットそれぞれ20% off
上記割引はTETTOのみ取り扱い。詳しくはTETTOまでお問合せください。

プレイガイド

【釜石】釜石市民ホールTETTO、東山堂釜石事業センター、イオンスーパーセンター釜石店
【大槌】シーサイトタウンマスト
【宮古】宮古市民文化会館
【遠野】とぴあ
【大船渡】サン・リア、リアスホール大船渡市民文化会館
【盛岡】カワトク

お問い合わせ

釜石市民ホールTETTO 0193-22-2266

主催等

【主催】釜石市民ホール
【共催】釜石市
【後援】釜石市教育委員会、釜石市芸術文化協会、岩手日報社、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、釜石新聞社
【協力】新日鐵住金(株)棒線事業部釜石製鐵所
【制作】(公財)新日鉄住金文化財団
本事業は宝くじの助成により実施します