イベント概要

大槌のアーティストの展示会を開催します

＜art at TETTO（アート アット テット）とは＞
釜石・大槌在住の作家さんの作品展示と、ワークショップを組み合わせたシリーズです。ここで紹介する作家さんは、それぞれの方法で表現を楽しみ、日常に彩りを添えています。作家さんや作品と出会い、日常がより豊かになる事を心より願っています。

art at TETTO vol.12はクリエイターのたておきちはるさんをご紹介します。

message

大丈夫今日の私は幸せよ昨日と明日(あす)を抱きしめ囁く

言葉にならない思いがある以上、言葉で伝えられることはきっとほんの僅かです。当たり前だけれど、普段は誰もが忘れがち。だからこそ、文章や短歌を通して、“今”に添える言葉を一つ一つ大切に選び抜く時間は、私にとって贅沢で、尊いのだと思います。そしてその選択の影には、必ず“過去”の自分が居ます。物語の中でふいに生まれた台詞も、穏やかで幸せな風景を綴る文章も、全てはかつての私へ贈る肯定。十数年前、昨日、ついさっき…大きさも形もバラバラな“過去”の私をみんな抱きしめて、「大丈夫」と優しく囁きたい。明日という小さな未来も「どうかきっと、幸せに」と祈りを込めて。私が切り取ってきた「昨日、今日、明日」が、皆さんの思い出や未来と交わり重なっていけるよう、ワクワクする展示やワークショップを精一杯考えてみました。文章とたくさんの短歌、そしてデザインや写真と一緒に、会場でお待ちしております。

ワークショップ
「いつ・どこで・だれが・なにをした」ゲームで物語のたねを見つけよう！

みんなのアイデアや言葉を組み合わせたとき、自分では思いつかないようなお話が生まれます。時には大笑いしたり、ありえないやろ！と突っ込みたくなったり…。でも、そこにちょっとしたアイデアを加えるだけで、すんなり一つの世界にまとまったりするのです。その日、会場で、あなたと誰かが、出会った。そこから生まれる、小さな物語の始まり＝「物語のたね」を一緒に見つけてみませんか？みんなで見つけた「たね」は、期間中会場内に掲示する予定です。

【開催日】5月4日（土）、5日（日）、6日（月）
【時間】13:00-15:00
【料金】500円　※ 各回5名程度
【対象年齢】小学生以上
【お申込み】釜石市民ホール　0193-22-2266

出演

たておきちはる

京都造形芸術大学(現：京都芸術大学)映画学科 学科首席卒。主に映画や舞台の演技・脚本を学び、プロの現場や自主制作・自主公演を複数経験。
東京での活動を経て地元・大槌町へ帰郷し、町民主体の演劇活動等に携わる。
昨年、遠野高等職業訓練校グラフィックデザイン科在校中に講師や同期から刺激を受けて執筆したショートショート作品「純愛の繭」が、第20回坊っちゃん文学賞 最終選考6作品に残り、佳作を受賞。

現在もショートショート、短編小説、エッセイ、絵本原作等を執筆する傍ら、現代の若者たちによる自由で鮮烈な短歌に惹かれ、自らも日常を短歌として切り取る「短歌日記」をInstagramやnoteに掲載中。

文章・言葉・写真・デザイン等、自身の“好き”を組み合わせた作品作りに取り組む。