TETTO Cinema vol.4 邦画名作上映会
イベント概要
~日本映画の新たな顔として活躍を続ける監督たちが描く、様々な家族ドラマ~
国立映画アーカイブ所蔵の映画フィルムの中から、近年の邦画名作を上映いたします。
フィルムならではの味わいのある映像を、TETTOの大スクリーンでお楽しみください!
ご来場される皆様へ【ご協力お願い】
○発熱や体調不良時には来館や来場をお控えください。○施設内でのマスク着用は個人の判断となります。混雑時や継続的な発声を伴う公演等、必要に応じて着用してください。○施設内での咳エチケットや手洗いの励行を推奨します。
プログラム
<上映スケジュール>
2月10日(土)
10:30~12:33 GO
原作:金城一紀、脚本:宮藤官九郎、監督:行定勲
出演:窪塚洋介、柴咲コウ、山崎努、大竹しのぶ、細山田隆人
(カラー/アメリカン・ビスタ/ドルビーSR/123分)
在日韓国人三世の高校生が、親世代との関係、魅惑的な恋、親友の喪失、自らの将来に煩悶しながら、アイデンティティを確立していく物語。初の劇場公開監督作の『ひまわり』(2000)で釜山国際映画祭批評家連盟賞を受賞した当時新進気鋭の若手監督行定勲が、同世代の金城一紀の直木賞受賞小説を、同じく30代前半の宮藤官九郎の脚本で映画化。自身のアイデンティティの葛藤を抱えながらもクールに生きようとする主人公を体現した窪塚洋介の魅力や、バイタリティ溢れる両親役の大竹しのぶと山崎努の怪演もあいまって、差別の問題の痛みを伴いながらも、ポップでエネルギッシュな疾走感が溢れる痛快な青春ドラマに仕上がっている。「キネマ旬報」ベストテン第1位のほか、同年の国内映画賞を作品賞、監督賞、主演・助演・男女優賞、脚本賞など独占した。
14:00~16:15 愛を乞うひと
原作:下田治美、脚本:鄭義信、監督:平山秀幸
出演:原田美枝子、野波麻帆、中井貴一、小日向文世、熊谷真実
(カラー/アメリカン・ビスタ/ドルビーSR/135分)
70年代から多数の助監督経験を積んだ平山秀幸は、監督デビューした90年代に「学校の怪談」(1995-1999)シリーズの大ヒットをおさめ、本作で国内の映画賞を主演の原田美枝子とともに独占。その後も多様なジャンルで問題作を発表し続けている現代日本映画の代表的な監督である。実母から凄惨な虐待を受け続けて育った女性が、中年となり、幼い時に死に別れた父親の遺骨を探して娘と共に台湾へ向かう。母と父の過去を通して、母と自身に向き合っていく…。鄭義信の脚本、平山と多数の作品でコンビを組んでいる柴崎幸三の撮影、主人公と母を演じた原田美枝子の迫真の演技が、見る者に緊張感とともに深い痛みを伝え、ラストでは静かな感動をもたらす。「キネマ旬報」ベストテン第2位、モントリオール映画祭では国際批評家連盟賞を受賞。
2月11日(日)
10:30~12:19 幻の光
原作:宮本輝、脚本:萩田芳久、監督:是枝裕和
出演:江角マキコ、内藤剛志、浅野忠信、柏山剛毅、渡辺奈臣
(カラー/アメリカン・ビスタ/モノラル/109分)
是枝裕和の劇映画監督第一作で、テレビマンユニオンの創立25周年記念映画。原作は宮本輝の同名小説。幼い時に祖母の失踪を防げなかったことを悔いる女性が、幸せな結婚生活の最中に突然、夫に自殺されてしまう。数年後、幼子を連れて能登の一家に嫁いだ彼女は、新しい家族と平穏で幸福な日々を過ごすが、かつて愛する人に去られた心の傷が彼女の心を苛んでいく…。それまで多数のテレビドキュメンタリーを手掛けた是枝監督が、テレビとは異なる映画的な表現としてロングショットを多用し、登場人物が知覚する光や音とともに彼らの感情を表現する方法で、喪失と心の再生のドラマを描いた。撮影の中堀正夫が、繊細な光の表現を駆使した静謐な映像美で応え、「キネマ旬報」ベストテン第4位、ヴェネチア国際映画祭金のオゼッラ賞ほか、国内外で多くの賞を受賞。
14:00~15:59 ゆれる
脚本・監督:西川美和
出演:オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀、新井浩文、真木よう子
(カラー/アメリカン・ビスタ/ドルビーSR/119分)
オリジナル脚本の『蛇イチゴ』(2002)で映画監督デビューし、一躍注目を集めた西川美和の長編第2作。日常生活を見つめながら普通の人間の奥深くに秘められた心理を冷徹に描きだした本作は、カンヌ国際映画祭監督週間に出品され、「キネマ旬報」ベストテン第2位の他、多数の賞を受賞し、監督の評価を確立した。プレイボーイの弟を演じたオダギリジョーと家業を継いだ真面目な兄役の香川照之も多くの男優賞を受賞。母の一周忌で故郷の実家に帰った写真家が、恋人だった幼馴染と兄の親しい様子を見て、兄に隠れて彼女を誘う。翌日、兄と彼女と一緒に渓谷へ出かけるが、彼女がつり橋から転落し、一緒にいた兄は裁判にかけられる…。事故か事件か、主人公は目撃したのか、真実は何か、多くの疑問に重ねて、兄弟の心理的葛藤が交錯する緊張感に満ちた心理劇。
開催日 |
2024年2月10日(土)〜 2月11日(日) |
開場時間 |
各作品30分前 |
開演時間 |
上映スケジュールをご参照ください |
会場 |
釜石市民ホールTETTO ホールA |
料金 |
全席自由・各回入替制 1作品 500円 当日200円増 ◎割引 各20%引/各割引チケットはTETTOのみ取扱い 友の会:会員証提示で2枚まで割引 シルバー:65歳以上証明書提示で一般チケット1枚まで割引 まとめ買い:10枚以上同時購入で割引 ※未就学児入場不可。 ※前売券が完売の場合、当日券の販売はありません。 |
プレイガイド |
上映会は終了いたしました プレイガイド 電話予約<受付開始 12/18(月) 13:00~> 専用申込フォーム<受付期間 12/18(月) 13:00~2/9(金) 17:00> |
お問い合わせ |
釜石市民ホールTETTO TEL:0193-22-2266 mail:daihyo*tetto-kamaishi.jp *を@に変えて送付お願いします |
備考 |
【駐車場について】 当ホールには、専用駐車場がございません。車でご来場の際は、市営大町駐車場など近隣の有料駐車場をご利用くださいますようお願いいたします。 【大町駐車場割引券サービス】 公演当日、ホール総合案内にチケットと大町駐車場券を提示いただくと、駐車1時間サービス券を2枚進呈いたします。ぜひご利用ください。 |
主催等 |
【主催】釜石市民ホール、国立映画アーカイブ 【共催】釜石市 【特別協力】文化庁、(一社)日本映画製作者連盟、全国興行生活衛生同業組合連合会、東映株式会社、東宝株式会社 |